2011年南半球産 状況報告 (2011/9/5)

中村 慶吾
 平素は格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。
 表題の件につき、下記にご報告致します。
 
@ 収穫結果
 今年のチリ・ニュージーランド産は、植付けが早く行われ、夏の現地訪問時にはずいぶんと肥大が進んでいました。(“南半球出張報告”2011年2月8日付)
収穫期の調査でも全体的に肥大が良い印象でしたが、一部NZのラカイア地区(バンザンテン社・バッカー社所在)では4月初めに発生した早霜の影響で肥大が止まったものがあり(“ニュージーランド出張報告”2011年7月15日付)、バンザンテン社を中心に比較的大きなショートとなりました。

主なショート品種は下記の通りです。
NZ:シーラ、ティアラ、リアルト、コンスタンタ、マウレナ。
CH:ソルボンヌサザン(お客様への影響なし)、イエローウィン(肥大しすぎで、小球から大球への変更)、フレッター系新品種。
また、日本向けロットの不備などから、ロンバルディアNZ(一部)、レイクキャリーCH、レイクミシガンCHなどがショートとなりました。

A 2011年SH球、輸入球数見込み
  輸出会社へのアンケートを実施し、日本向けの販売球数を集計致しました。


スカシ/LA
昨年はバンザンテン社の減産で大きく球数が減り、2011年産は可能な限りの仕入れを行いましたが、2009年産にも及ばない結果となってしまいました。
2010年オランダ産が全く足りない状況のため、もっと増加すべきでした。

オリエンタル/OT
(毎年のことですが)一部で騒がれていた過剰供給はどこへやら、ショートの状況によっては昨年より減少してしまいそうな結果でした。
 夏産地の冬作の減少があるとともに、震災の影響などを懸念して作付計画を縮小した方も見受けられ、又、球根販売会社も在庫を作らなかったためと思います。

日本の総輸入球数を考える
 10年オ産の輸入球数は長年続いた減少傾向が遂に下げ止まると見込んでいます。
 7.8月末までの輸入統計では1-2%増加するかのように見えますが、実は当社が8-9月入港分を1月前倒ししているので、最終的にほぼ前年同数となりそうです。
 年間総輸入球数 = 10オ(約1億1330万) + 11SH(約2700万)となり、前年比0.5%増の1億4000万球程度になると予想しています。


B 2011年南半球産、(オリエンタル・OT)受注の色バランス

当社扱いのSH球の受注色バランスは、右記グラフのようになっています。
 平年、年ごとに白とピンクの比率が入れ替わる傾向がありますが、燃料代を考慮して比較的生育の早いピンクを選ばれる方が多かったのか、結果的に良いバランスになっています。

 今月から、SH産LAの納品がスタートしました。
オリエンタルにつきましては、ルーティング後10月に入ってからの定植をお願いしておりますので、早い納品をご希望の際には、各担当営業にご相談下さい。

 ようやく朝晩が涼しく感じられるようになってきました。
 原油相場の投機的高騰もようやく落ち着き、実体経済らしくなってきています。
               元気に行きましょう!!
                                                           以上