2012年の球根情勢まとめ(2012/12/29)

                                                        中村 慶吾

 平素は格別のご高配を賜り、心より御礼申し上げます。
 輸入球数統計(植物防疫所データ)に付、簡単ですがご案内申し上げます。


□  2011年オランダ産
 前年12月〜翌年11月(年産ベース)の1年間の輸入球数は下記の通りです。

2011年オランダ産は対前年99.0%で、1,178,040球の減少でした。

□ 2012年南半球産
  輸入球数は下記の通りです。

2012年南半球産の輸入実数は、発表されている12月前半までの統計で、対前年102.3%、624,555球の増加となっています。例年12月の輸入はないのですが、オランダ産の入荷遅れを意識した対応があったのかもしれません。
(弊社は11月までで全て輸入を終了しています。)


□ 弊社の南半球産球根 納品実績

 
南半球産は、オランダ産に比べまだまだ球数自体が少ないこともあり、建設的な安定した取引関係がより重視されています。また輸送効率などから、取扱う業者の集約化が進んできました。
 弊社では2012年南半球産を1000万球近く(11年SH産より多く)取扱わせていただきました。皆様のご愛顧に心より感謝申し上げます。
 今後とも幅広い生産地・品種の取扱いによるリスク回避や、物量を生かして皆様のコスト削減にもより一層貢献できるよう努力致します。
 また、温蔵庫による解凍のサービスも多くの方にご利用頂いております。

 2013年SH球のお問合わせもよろしくお願い致します。生産品種や試験ハウスの生育状況等につきましては営業までお問合わせ下さい。
 まもなく、2013年SH産の取扱品種一覧をご案内できる予定です。
 1月後半にはチリ・ニュージーランドへ出張し、詳しい状況をご報告させていただきます。

 下記表は 弊社のSH球の納品実績をグラフにしたものです。

10、11月納品は、およそ1月下旬〜3月頃の切花(寒さで出荷が更に分散?)
 12月以降の納品は、3月後半〜5月頃の切花といったイメージです。
 2012年SH球は、オランダ産新球の代替として1-2月の植付けがやや増えると思われますので、(グラフが尖っていた)昨年と比べると定量的な植付け ⇒ 安定した切花出荷が 初夏まで続く形となりそうです。


□ 2012年オランダ産について

 収穫が遅れていましたが、ようやくほぼ終了しました。
 肥大が良くなかったため、特に大球で見込みより少ない結果が多かったようです。輸出会社サイドでは、ソルボンヌの入荷で欠品が多く、イエローウィン、カサブランカなど一般品種も収穫段階で完売となっていましたので、今後ショート連絡が入ってくるかもしれません。元々生産量が少ないものや、早くから完売していた品種は、特に心配されます。
 弊社でカバーしきれない状況となりました場合、関係のお客様に速やかにご連絡を差し上げ、代替についてなどご相談させて頂きますので、ご理解とご協力をお願い致します。
 オランダ側の在庫も確定し、追加発注が難しくなってきていますので、必要球数を確保して頂きますようお願い致します。


□ 為替レートが急激な円安に

 ユーロ/円の為替相場は、衆院選1ヶ月ほど前までは円高水準が続いており、弊社としましては為替メリットを生かした球根価格のご提示を行っておりますが、このほど政府の方針が変わり、急激な円安に動いています。
 円高水準でご注文頂いている2012年オランダ産は、現在輸入が始まってきており、輸入時期(支払い)に合わせたかのような円安に、少々「想定外」といった気持ちです。
弊社は為替変動の影響を受けない“円価固定型”で営業をさせていただいておりますので、お客様のご注文単価が高くなる事はありません。
球根会社として、なかなか難しい調整が続きそうですが、弊社は変わらず前向きに頑張ります!

今年も1年大変お世話になり、ありがとうございました。
来年も変わらぬご愛顧とご高配を賜りますよう、よろしくお願い致します。