情 勢 報 告(2014/1/8)

KEIGO NAKAMURA

中村 慶吾


 あけましておめでとうございます!
 本年も尚一層のご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 年末相場の高値(日農INDEXでは12月27日の主要市場のオリエンタル総平均が約360円!)に続き、年始相場も底堅く進んでいるようです。
 地方におりますとまだ景気回復の実感がわきませんが、東京、大阪、名古屋といった大都市圏は、バブル崩壊以降 20年以上続いた長い不況から脱し始めているようで、少なくとも花の大消費地の景気が良い事は歓迎すべきと思います。
 今年は「花き振興法」成立が見込まれており、市場を始め花卉業界から前向きな言葉が多く聞こえます。去年までとは違う年になりそうです(?)。

@ 為替レートは円安へ進行
 年始早々、遂に1ユーロ=145円(!!)となり、2006年5月水準へ進みました。当時はその後2年間を経て2008年7月の168円まで円安が進み、リーマンショックを迎えました。為替の動きは4〜5年かけて上がり下がりするものでしたが、桁違いの金融緩和が関与し、大幅な変動が短期間(1年)で起こるようになりました。

 日本円のユーロに対する価値は、13年1月と比べて119円→145円と約20%下りました。円安により輸入される多くのものの価格が上がり、重油、ガソリン、ダンボール、食料品、電気代、球根、輸入切花も高くなる事を意味します。

 弊社では為替変動(円安)がお客様のリスクにならない対応を行い、お約束通り13年南半球産もご注文単価で売上させて頂いております。いまでも価格抜きの信用(?)取引もあるそうですが、弊社は皆様の経営安定を図るべく、2013年オランダ産も同様に対応致しますのでご安心ください。
 ユーロ取引である球根価格は、単純計算なら円価で20%近く高くなってもおかしくありませんが、オランダ相場が上がり、品種・サイズの高度化も進んだ中で、努力の価格帯で頑張っております。
 これまでに昨年同時期を上回るご注文を頂いており、皆様のご高配に心より御礼申し上げます。

A オランダ産の収穫結果
 輸出会社では、仕入れた全ての生産者から納品が出そろった後、最終結果が判明します。これまでは、年内に納品された品種が集計され、一部の品種でショート連絡が入りました。(新品種などは全量ショートもありました…)
 収穫は終わったものの、年末にできなかった選別作業を今週から再開している生産者が案外多いようで、今後結果が分かるものもまだまだあるそうです。
 肥大が悪く、多岐の品種でショートが予想されており、弊社でカバーできない結果となりました場合、速やかに関係のお客様にご相談させていただきますので、よろしくご協力お願い致します。

B 南半球産 輸入統計
 植物防疫統計によると、13年南半球産の輸入実績は合計27,192,985球でした。
 収穫後の輸出会社へのアンケート結果とほぼ誤差のない結果に驚きましたが、前年比▲2.4%、
▲66万球で、減少はほぼオリエンタル・OTと考えられます。


C 百合を盛り上げていきましょう!
 私(34歳。社員の平均年齢も同じ。ゆり業界にも結構多い年代)は、小学生でバブルが弾け、ずっとデフレの中を生きてきたため、経済の方向が切り替わる事に新鮮さを感じます。バブル崩壊以降の市場統計を振り返っても、じり貧の未来予想しか出てきませんので、新しい時代には、新しい自由な発想で百合のプロモーションに助力できたらと思っております。
 第8回ゆりフェスタは、2014年6月4日(水)〜6月8日(日)開催に決定しました。実行委員会を中心に新しいフェスタを考え、追い風の(?)花卉業界にとって、新たな百合の価値をご紹介できるきっかけになればと願っております。

 高知県では、昨年11月に初めて県内ゆり生産者交流会が開かれ、産地やJAの垣根を超えて県産花卉の振興を図ることとなり、1月27日には東京で官民一体となって「高知の花、展示商談会」が行われます。個性の強い高知のゆり生産者にとって初の試みです。県出身のリリーエンジェルも応援してくれるそうです。
以上