株式会社中村農園

レポート・球根情報



ヨーロッパの豪雨について(2002/8/23)

中村 慶吾

8月上旬の東ヨーロッパでの豪雨について、たくさんの御客様からご質問をいただきました。

オランダ各社に問い合わせ、状況を調査しましたのでご報告いたします。

Newsで報道されていましたように、東ヨーロッパ、特にドイツ、チェコ、オーストリアは豪雨による 洪水に見舞われ、オランダでもほぼ毎日強い雨が降りました。

先週、各地の圃場を調査したところ、大きな問題は見られませんでしたが、 アジアティックとLAの敏感な品種はかなりのボトが発生していることが分かり、 今後の成育が心配されています。  オリエンタルは全般にボトに強く、特に問題はありませんでしたが、一部水はけの悪い畑では、 連日の雨により地中で病気が発生する可能性があるとのことです。

今年春から7月末までは全般に暖かい気候でしたが、日照量はやや少なめで、8月の雨も影響し、 収穫量を見積もることはまだ難しい状況です。 これから天候は回復し、今月末気温は30℃近くまで上がると予想されています。 まもなく、球根養成のために最も重要な9月を迎えますが、スッキリとした天候回復が期待されます。

今後新たな情報が入りましたら、随時報告いたします。

ありがとうございました。