中村農園レポート: 2005年10月3日

当社のホームページ http://www.jandewitenzonen.comに、最新のオランダの球根圃場の写真を更新しました。
私達が訪問したのは下記の球根生産地域です。
－9月21日、フリースランド、ドレンテ、オフェリッセル地方
－9月28日、リンバーグ、ヘルダーランド、ブラーバント地方

今年のオランダは6月中旬までが寒く、続いて2週間ほど暖かい期間が続いた後、また涼しい気候となり、涼しい夏と言えます。9月に入ってようやく気温が上がり、夜温も高く推移していて、今年の9月は記録の中でも最も高い水準の気温となっています。

夏が涼しかったため、9月までは百合球根の生育はかなり遅れているように見えました。9月に順調に生育が進みましたが、今現在で去年に比べ球根サイズが小さいようです。今後、球根が肥大できるかどうかは、天候と特に10.11月の気温にかかっています。圃場の百合を枯れさせ 生育を止めてしまう、強い早霜がいつ起こるかかが特に重要です。
今年の夏に、球根生産者はかなり潅水を行いました。今もまた圃場は乾燥しているように見えます。ここ数年に比べると、圃場の植付け密度は全般的に薄く、極小さい養成球の面積が比較的多く見えます。オリエンタルの相場が低迷していたころ、生産者は（大球にならない）4-6cmの養成球を植えませんでしたが、このところ需要が高まったため、今年はこれらも植え付けられています。

下記のURLにて圃場の写真をご覧下さい。
http://www.jandewitenzonen.com/fotos/field_inspection_0905/index_field_inspection_0905.html
オリエンタル市場はとても安定していて、球根生産者はメインの品種をほぼ売り切っており、収穫結果を待つのみとなっています。　当然、生産者や生産地方、品種などによって生育状況はことなりますが、全般的な状況はご説明できたと思います。

加えて、取扱品種全ての2度目の試験栽培を当社テストハウスで行っており、最近の写真をホームページに掲載しています。この試験で夏の植付けと長期冷凍保存後の球根品質をチェックすることができ、ロット品質の理解を深めるのに役立ちます。

下記URLはテストハウスの写真です。
http://www.jandewitenzonen.com/fotos/test_greenhouse_0905/index_test_greenhouse_0905.html
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ヤンデウィット社
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