株式会社中村農園

統計



06オ産百合球根事情急変!!12-3月輸入量9%減、どうなる国内産切り花!?(2007/4/9)

中村 裕司

毎度お世話になっております。
農水省植物防疫所植物検疫統計によれば、12月~3月の百合球根の検査量(06オ産輸入量と推定)は対前年-9%と激減。
この理由の一つには、オランダの収穫が遅めで、思うような早期出荷ができなかったこともあると思います。(12~2月では対前年-16%!!)3月にはかなり取り戻したものの、通算して驚くべき結果となりました。
仮にこのままの率で推移した場合、(06オ産の)推定輸入量は1億3400万球程度にしかならず、1300万球近い減少となってしまいます。
一方、(この減少の一因として)SH球へのシフトも考えられますが、輸出業者のこれまでの07SH引受量及び現地での生産限度からして目立った増加は期待できず(せいぜい100万~200万球増?)、オ産の減少を埋める事は到底不可能と考えます。
昨年秋の切花単価安は皆様方に甚大なショックを与えたことでしょう。でも、マーケットが期待する花を(計画)生産する事は産地にとってとても重要な事だと思います。
アジアからの輸入切花にスキを見せないためにも、国内産地の皆様方のこれからのがんばりに期待しています。