フローラホーランドとアールスメアのオランダ花市場会員はこの2つの市場の合併案に対し、大多数の賛成票を投じました。この投票は9月19日に開かれた年次市場会議と平行して行われ、2008年1月1日からの統合を目指したこの合併案には三分の二以上の賛成票が必要でしたが、アールスメアの会員の85％、フローラホーランドの会員の79％がこの合併を支持し、必要賛成票数を大きく上回りました。アールスメアでは、全体の有権者の50％がこの投票に参加し、フローラホーランドではその41％が参加しました。この公表数字は多くの会員が投票していないかのように見えますが、他の年次会議の参加者数と比べると高い投票率といえます。
双方の会議は、前向きで落ち着いた雰囲気の中行われました。アールスメアではこの合併への賛成が主張される中、いくらかの反対を主張する会員がいましたが、フローラホーランドでは会議を始めた会員の中からは賛成の声しか聞こえませんでした。会員に投票権を与えることによって、会員は市場委員会の議決を応援し、彼ら自身の市場を強くします。彼らによれば、合併する方がより効率的であるといいます。市場合併によって多くの花や植物をより魅力的なものにし、また海外から来る花も含めて強い市場になっていくことを目指しています。備考：
花き市場の年間取引量は日本もオランダもほぼ同じ約60億本と言われています。 オランダは来年から一市場、日本は約２００市場です。