(現地駐在員)中村 慶吾
春暖の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。また、日頃は格別のお引き立てをいただき、ありがたく御礼申し上げます。
南半球のチリは秋に入り、慌しい収穫に向けて着々と準備が進められています。 夏が終わった今、チリ産球根自由化に関する話と、チリの気候を中間報告いたします。
1.日本植防によるチリの圃場検査が、3月下旬に行われました。
検査結果を知ることはできませんが、最終日に検査員の方との昼食会に同席でき、話を聞くことができました。 検査を行っての感想は「問題なさそう。(自由化後も毎年検査は行うので)これから毎年チリにくることになりそうですね。」と、印象は良かったようです。 また、今年始めには(弊社同様に)日本でテスト栽培が行われ、その結果が極めて良かったこともあり、いよいよ自由化の発表を待つばかりとなりました。
2.チリの気候
チリは日本以上に南北に長い国で、東にアンデス山脈、西に太平洋を持つため、地域ごとの気候が大きく違います。今年の夏(2002年1、2月)は全国的に例年より暑く、雨はほとんど降りませんでした。
ソネ社のあるバルディビア地区(チリ南部)は平均最高気温が29℃くらいで(暑い日は31-2℃)、夜は20℃前後でした。雨は少なかったですが、川が多く海に近いため、過度の乾燥にはなりませんでした。例年はもう少し気温が低いので、温暖で多日光を好むオリエンタルにとって、今年はより良い条件だったようです。
秋(3月)に入り、雨が降り始め気温も徐々に下がり始めました。4月には最高気温が15-20℃、地温は10-15℃程度になり、球根の熟度も増してきています。
※注意:チリは地域ごとに気候が大きく違いますので、天気予報等で誤解なさらないようご注意ください。
例えば、球根生産地とは大きく離れた内陸のサンティアゴでは、夏の平均最高気温が36-7℃くらいで(高い日は40℃近くまで上がり)、極めて乾燥していました。
3.チリの公用語はスペイン語です。スペイン語はスペインと南米の多くの国で使われています。
ミニ・スペイン語講座(あいさつ)
Hola!Como estas? こんにちは、元気ですか?
Bien. Y Tu? 元気だよ。あなたは?
Yo tambien,gracias. 僕もです。ありがとう。