株式会社中村農園

レポート・球根情報



ミス・リリープロモーション(広告宣伝活動) 来年のテーマリリーはイエローウィン!!(2003/11/11)

10月27日、東京・大田花きにIBC(オランダ国際球根協会)、 オランダ輸出組合JFTA(日本花き球根輸出入協会)及び花き市場協会の各代表が参集。 02年・第1回/黒木瞳さん・カサブランカ、03年・第2回/川原亜矢子さん・ソルボンヌと 続いたミス・リリー〈最もユリが似合う女性〉プロモーションですが、その存続も含めて、 熱心な討議がされましたので以下にご報告致します。

1.プロモーションの存続

冒頭、最大費用負担者であるオ輸出組合側から、プロモーション自体の効果を疑問視する声が 上がりましたが、(日本の)市場側から、高い評価と有効性の主張がありました。
特に、今年の活動を通じ、ソルボンヌは全国津々浦々の花店に普及し、一般消費者の認知度も 格段に上り、それが周年安定流通と価格の維持向上に大変役だった、とのことでオ側も了承。 来年も継続。

2.来年のテーマリリーはイエローウィン

① 今年の黄色OTの流通本数は約500万本(オリエンタル全体に占める割合は5%)
主な品種はイエローウィン、コンカドールで販売は好調でした。 来年は(リリアンデ系の新品種群も加わり)黄色OTは約800万本の出荷見込み。 市場側もユリの新分野を積極的に開拓する方針で、 テーマリリーもその中から代表的な品種を選びたい。

② 今年、首相記者会見の背景の花アレンジ等にも度々黄色OTが使われたが、 イエローウィンが最もテレビ写りが良く、美しく、消費者の反応も良かった。

③ 黄色OTの中で、来年一番出荷本数が多いと思われるのがイエローウィンで 周年出荷が可能。市場側も来年のプロモーションを通じて この品種を日本市場に定着させたい。

3、市場側の期待と要望

期待の黄色OTですが、まだ未熟な分野で、大切に順次市場規模を拡大して行く必要があります。 例えば、今年の6月のような集中出荷では、いくら期待品種と言えども、 相場はパンクしてしまいます。市場側は産地側に、 計画的な長期継続出荷と事前の情報提供を求めています。