中村 慶吾 |
平素は格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。 日本全体の球根輸入量はここ数年減少が小さくない状況が続いておりますが、皆様のご理解とご協力により、弊社が取扱いを維持できております事、厚く御礼申し上げます。 ①13年オランダ産について12月から3月までの輸入球数実績は下表の通りです。 |
収穫期の気象条件は、昨年に比べ特に悪くはなかったはずですが、3月までの輸入量は、今年も減少 (前年比▲約600万球、▲11.3%)となりました。 ②2014年南半球産球根について 輸入球数が減少する中、取扱量や輸送・保管方法などにより企業のコストは異なるため、各社同様の単価で切磋琢磨していた2000年代とは雰囲気が変わりました。ここ数年、価格を提示しない御商売が多くなった(13年SH産の納品後請求書で単価を知った)などの話を耳にしますが、そんな背景があるのかもしれません。 尚、2014年SH産も、冷凍賃を「11月まで無料・(12月以降)月前半は100円引き」とさせていただきます。
皆様のご支援が私どもの支えとなっており、社員自身の原産地調査に基づいた(まだ決して十分ではありませんが)品質向上や、幅広い品揃え、ご計画に間に合う商品手配等、更なるサービス向上を目指して頑張って参ります! ③2014オランダ産について 弊社の大西が12月~2月までオランダで研修しておりました時に、今年のオランダは異常気象で暖かいと報告を受けていましたが、3月4月も同様の気候が続きました。下表はオランダの月間平均気温です。 |
今年がいかに暖かく、また去年がいかに寒かったかが分かります。 植付けは3月中旬頃からスタートし、天候にも恵まれ順調に進み、4月中旬には終了した生産者も多かったのではないでしょうか。生育状況等につきましては、今後の調査を踏まえ、皆様にご報告させていただきたいと思っています。 14年オランダ産の取引は、2月頃にLA、4月頃にオリエンタルがスタートしました。いずれも、13年オランダ産 及び 14年SH産の不足感を踏まえ、例年にないスピードで取引が進んでいます。東南アジアや南アメリカなどの景気が良い事もありますが、何より球根生産自体の減少が影響しているようです。 今月オランダに出張し、生育状況や販売状況等について調査して参ります。 育種会社 及び 輸出会社のテストハウス公開日に当る“ダッチリリーデイズ”が5月20日~23日に予定されています。昨年は開催期間中に開花していないハウスも多く、文字通りグリーンハウスでしたが、今年は生育が進んでいるようです。弊社ハウスもゆりフェスタに向けた調整が本格化していますが、かなり新しい品種のテスト球も導入されており、事前情報通りの(生育)スピードとなっているか など注意してチェックしていきたいと思います。 |
以上 |