株式会社中村農園

レポート・球根情報



7‐8月の高温について (2010/9/1)

中村 慶吾

平素は格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。

別紙は、高冷地、中間産地、暖地の例として4都市を選び、2009年/2010年の、7.8月の最高/最低気温をグラフにしたものです。
新聞・ニュースで報道されております通り、6月下旬以降、全国的に記録的な高温となり、気象庁によりますと8月の平均気温は観測地点の大半で過去最高の見通し、9月も同様の傾向が続くと予想されています

ここ10年を振り返りましても、急速に温暖化が進んできていることは明らかで、毎年環境は変わってきました。変化に合わせた対策や、これまでとは違った管理体制が必要になります。
既に、何件ものバッタン病被害(普段出ない地域でも)や、蕾の委縮・葉のよじれ(高温障害)、発根不良(球根への差し込み)、熱による葉焼け、草丈が低い などの報告が入ってきており、事態は深刻なものがあります。
気温/地温が25℃以上は、特に危険ですのでご留意ください。

以前、ご紹介させていただきました、
ルーティングストッカー 慣らしの徹底と、植付け時期を遅らせる効果
遮光剤“レディヒート” 温度及び環境の改善、皆さまの体調への配慮
など、事故の減少につながる、効果的な対策をお勧め致します。

南半球産のLAも、まもなく納品が始まりますが、高温期の定植にも十分ご注意下さいますよう、お願い申し上げます。

1日でも早く、温度が下がり 秋になることを願っております。

以上