株式会社中村農園

レポート・球根情報



JFTA会長年頭所感  花卉園芸新聞(2008/1/7)

2008年1月5日付け花卉園芸新聞

新年明けましておめでとうございます。2008年の新春を皆様お健やかに迎えられたこととお慶び申し上げます。
昨年は、我が国全体としては長期の景気回復基調が継続中とも報じられておりますが、私供花き業界は、依然として厳しい状況が続いております。花き類の市場価格は未だ上昇気流に乗れず、その一方で、暖房費、資材、運賃等々、生産コストは増々上昇しました。
私供日本花卉球根輸出入協会(JFTA)は、高品質の花卉球根の輸出入を通じて、生産者の皆様をはじめ花卉園芸業界発展の為、1989年に設立致しました。当時はオランダ産チューリップや百合球根の隔離免除化から日が浅く、主な業務としては、農水省やオランダ大使館、オランダ国際球根協会等の皆様方のご協力の下、適正な輸出入体制作りや円滑な取引関係の構築を図りました。
時を経て、チリやニュージーランド産球根も扱いが可能となり、JFTAの活動も次第に変化して参りました。
当協会が協賛致しております「Ms(ミズ)リリー」(昨年は第6回、女優の米倉涼子さんが授賞)は、メディアの注目度も高く、ポスターも反響を呼び、テーマリリーである赤系百合の需要喚起につながりました。
また、昨年10月に開催されましたIFEXでは、「日本の百合」ブースを設け、国内産の高品質百合切花を多いにアピール致しました。
本年は一層活動の幅を広げ、花卉市場との更なる連係強化、他の組織や団体とも積極的に交流、協力しあって、より効果のあるプロモーションと情報提供に向けて努力致して参る所存です。又、数年ぶりに「ゆり図鑑」を全面改訂、多くの新品種を含め、約600品種を一冊にまとめましたので、ぜひ会員会社又は協会事務局(http://www.e-jfta.com)までご照会下さい。
最後に、生産者の皆様方の収益向上と、花卉園芸業界の飛躍、発展を祈念いたしまして、年頭のご挨拶とさせていただきます。
日本花き球根輸出入協会(JFTA) 会長  中村 裕司