日本経済新聞　2008年6月27日付より抜粋、要約

１． (アメリカ)
アメリカ連邦準備理事会(FRB)は、インフレへの警戒姿勢の一方で、住宅・雇用情勢の悪化から早期利上げは難しい情勢。

２． (ヨーロッパ)
インフレ警戒を強めている欧州中央銀行(ECB)は7月の理事会で利上げに踏み切る構え。

３． (日本)
日本では欧米ほどインフレ懸念は強くないものの、原油高や食料高で消費者物価はじわじわと上がる一方で、景気の減速が続き、日本の金融政策も難しい局面を迎えている。

４． 以上のような状況により、6月26日とうとう1ユーロ＝170.70円(TTS)となり、1999年ユーロ導入以来の史上最高値を記録した。

５． ECBが7月に政策金利を引き上げれば、日本との金利差は広がり、一段とユーロ高・円安が進む可能性もある。当面は「ユーロ高・ドル安・円安」に傾きやすくなりそうだ。

P.S.
当社は既に、08SH産、08オ産の為替管理を行っておりますので、ユーロ高による値上がりは当面ご心配なく。