中村　慶吾

毎年恒例となった、北海道での品種試験が行われ、9月9日（火）に同所にてオープンデイが開催されました。

試験は1つの品種を、下記の２区で栽培されています。
①　無処理区
解凍後、6月24日に植付け
②　プレルーティング区
解凍後　5℃1週間、8℃1週間、10℃1週間のプレルーティング処理後、7月18日に植付け

上記の通り、2区は植付け前処理の時間により、植付け日が異なります。
①無処理区は、リン付きは想定される程度ありますが、植付け後の気温は高く、奇形の発生が目立ちました。
②ルーティング区は、①区に比べ、リン付きは1-2リン落ちたものの、7月後半～8月上旬の暑い時期の初期成育でも、奇形はほとんど見られませんでした。（リン落ちは品種により差があり、ニンフとシベリアはリン落ちはほとんどなく、アーザチェナは3リン近く落ちました。）

多くの方にご来場頂き、品種の特性や夏の百合の管理などについて 意見交換が出来ました。今年は６月以降、2-3週間ごとに寒さと暑さを繰り返す管理の難しい年でした。

番号	品　種　名	サイズ	無　処　理	プレルーティング
１	アーザチェナ	18-20
２	アナカプリ	18-20
３	イートン	18-20
４	サンタンダー	18-20
５	リオブランコ	18-20
６	ペーソス	18-20
７	マルティニーク	18-20
８	モンデマルサン	18-20
９	シベリア　ＥＶＲ	18-20
１０	モンテズマ	18-20
１１	キーウェスト	18-20
１２	キャッシーニ	18-20
１３	ジャコビ	18-20
１４	マレロ	18-20
１５	ルバト	18-20
１６	モンドリアン	16-18
１７	ビタラ　ＥＶＲ	16-18
１８	ソルボンヌ　ＥＶＲ	18-20
１９	ロビナ	18-20
２０	ニンフ	18-20
２１	ベラドンナ	18-20
２２	レソト	18-20
２３	イエローウィン	18-20