代表取締役 中村 裕司
平素は格別のご高配を賜わり、心より御礼申し上げます。
かねてより計画致しておりました弊社新冷蔵倉庫の建設工事が一月からいよいよ本格的に始まりました。
この事業の開発面積は 約2500㎡(752坪)、延べ施設面積1356㎡(406坪)、 ゆったり 23000ケース以上収容可能な冷凍庫と解凍用冷(温)蔵庫及び作業場となります。
この施設の目標や特徴は、
①日本の技術力の粋を集め、使用温度帯において、 世界最高水準の温度(湿度)管理を実現します。(設備の機能や性能、精度等につきましては、 ゆりフェスタ等ご来社の際、実際にご覧いただき、 詳しくご紹介申し上げたいと存じております。)
②余裕のある在庫を持つ事により、お客様のご都合に合わせて、 より柔軟な納品対応が可能になります。
③湿度コントロールが可能な解凍用冷(温)蔵室も併設、 ご希望の温度で解凍し、お客様の初期栽培の安全性を高め、 作業労力の軽減、栽培効率の向上に寄与します。
④十分なスペースを確保し、作業効率のアップと(冷蔵)外注費用削減により、 コストダウンを図ります。それにより、(すでに昨年夏から冷凍賃割引を先行実施 させていただいておりますが)お客様の球根費用のご負担が軽くなります。
⑤使用電力(の大半)を太陽光発電(ソーラーシステム)で賄い、 CO2発生を抑え環境に優しい事業を目指します。
今日、世界的な経済危機の下、私達花き業界もかつてない困難に直面しています。
弊社も、球根相場や為替レートの乱高下、欠品(ショート)問題等々、頭の痛い事ばかりです。
しかし、こんな厳しい時だからこそ、球根業者として果たすべき役割や、 どうすれば本当にお客様のお役に立てるのかを抜本的に問い直し、今回の施設建設に踏み切りました。
6月4日(木)~6日(土)の第3回ゆりフェスタで皆様にご披露できるよう、 建設関係者の方々も頑張ってくれています。
どうか私達の新しいチャレンジにご期待下さい。
今後共、ご指導とご支援を賜わりますようお願い申し上げます。